社会性や協調性を促す効果も

音楽療法活動を中心に、絵画・クラフトなどの創作活動、箱庭療法などを開設当初から取り入れています。なかでも、音楽療法活動は、直接情動に働きかけ、美的感覚や満足感をもたらし、発散の場となり、集団においては社会性や協調性を促す効果があります。 

 

そこで、集団音楽療法を重視し、器楽合奏、ハンドベル、コーラスの活動を行っています。器楽合奏は、リコーダーを中心とした初心者向けのチームとアコーディオンやデジタルホーンを中心に音楽性を重視した本格的なチームがあり、患者さまの能力や状態に応じて曲や楽器を選別し、全員が楽しめるように工夫しています。

ハンドベルはその音色を楽しむとともに、集団療法ならではの責任性・協調性・連帯感を得る場となっています。

 

 

また「歌う」ことは直接的な情動の発散になり、自我機能の強化にもつながるため、コーラスには多くの方が参加されています。受動的なものではレコード・コンサートも開催し、「聴く」ことによる情動への働きかけを行っています。その他、絵画は週1回、集団療法の形で行っています。

これは、患者さまの自己表現の場であることはもちろん、精神的内界を理解するひとつの機会となっています。

 

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さまざまなレクリエーション活動

当院では、充実したレクリエーション活動を行っています。患者さんの自発性や活動性を重視し、種々のレクリエーション療法、芸術療法を導入して着実な成果を上げてきました。これらをふまえて、今後も心の健康な部分に働きかけ、自己治癒に向けて治療的に関わっていくことを基本姿勢に歩んでいく考えです。

1月 書き初め、有間神社参拝、 のど自慢大会、かるた大会
2月 豆まき、麻雀大会
3月 弥生まつり、フライングディスク大会、オセロ大会
4月 花見遠足、春の音楽発表会
5月 春季運動会、デイキャンプ、院内バザー
6月 兵精協フライングディスク大会、紅白歌合戦、衣服販売、集団外出
7月 サマーフェスティバル、 七夕飾り
8月 夏の音楽発表会、盆踊り大会
9月 兵精協レク活動発表大会、集団外出
10月 秋季運動会、コーラスコンクールの練習
11月 芸術祭、兵精協卓球大会、紅葉狩り、芋ほり、衣服販売
12月 ゴールデンクリスマス、院内バザー、餅つき大会

作業療法

精神科作業療法(Occupational Therapy=OT)とは、精神疾患によって生活に支障が生じた方々に対し、作業活動を通して、障がいをもった方々がその人らしい生活がおくれるよう、援助するリハビリテーションです。

個別、グループの両方からのアプローチを行い、患者さんの状態、能力、目的などを考慮して活動内容を決定しています。

個別作業療法は、空間は共有しながら個別に取り組むもので、手工芸、木工、革細工、パソコン、読書など、さまざまなバリエーションをそろえて個々の興味や関心に対応できるようにしています。

グループ作業療法では、人間関係づくりを基盤に、ゲーム、カレンダー制作、コーラス、カラオケ、スポーツ、創作活動など各グループに特徴をもたせ、工夫しながら進めています。