看護職員の負担軽減及び処遇の改善計画

向陽病院では、看護職員の負担軽減及び処遇改善のため下記の項目について継続的に取り組みを行います。

1.看護職員の負担軽減及び処遇の改善に資する体制

(1)看護職員の負担軽減及び処遇の改善に関する責任者

院長 山口健也

(2)看護職員の勤務状況の管理

勤務時間

  • 週平均40時間以内
  • 連続勤務5日以内
  • 勤務状況、有給取得率、時間外業務の把握、指導

夜勤勤務

  • 明けの翌日は原則休み
  • 夜勤は原則2連続まで
  • 准深夜勤務平均回数8回以内/月(個人の希望に配慮)

(3)多職種からなる役割分担推進のための委員会及び会議

所属長会議(1回/月)、労働安全衛生委員会(1回/月)

(4)看護職員の負担軽減及び処遇の改善に資する計画

計画の策定、年に1回の見直し、職員への周知(院内に掲示)

(5)看護職員の負担軽減及び処遇の改善に関する取り組みの公開

院内に掲示、ホームページ上公開

2.看護職員の負担軽減及び処遇改善のための取り組み計画

多職種連携

部署 項目 取り組み
薬 局
  • 病棟業務の拡大
  • 薬剤処方箋監査
  • 服薬指導
  • 処方箋管理と医師との連携
  • 救急カートの薬剤確認
  • 持参薬の確認
  • 自己注射指導
  • 入外処方箋の院内監査、医師確認
  • 薬剤管理指導を病棟内で行い、看護部患者送迎負担を減らしている
作業療法室
  • 患者の送迎
  • 適切な病棟生活の支援
  • 身体リハビリを兼ねた介入
  • 作業療法時の患者の送迎を行う
  • 介助者への基本動作、ADL指導、福祉用具の選定
  • 身体機能の維持、向上訓練
検 査
  • 検査の介助
  • 検査の準備、介助、事後処理の補助を行う
地域医療連携室
  • 転院、紹介入院の調整
  • 入退院支援
  • 各種問い合わせの窓口業務
  • PSWと看護との協働での業務分担
給食部
  • 病棟業務の拡大
  • 入院栄養指導を病棟内で行い、看護部患者送迎負担を減らしている
事務部
  • カルテ管理
    カルテ入力管理
  • 入院時のオリエンテーションを行う。
  • カルテの整合性確認、管理
  • 受付業務を集中化し、入院案内等各種手続きを事務職が行うことで、看護業務に専念できる体制を整備する
看護補助者
  • 配置強化と業務分担
  • 配置人員の増員
    外国人労働者の採用
  • 業務拡大の検討、実施

3.勤務環境、処遇の改善

項目 取り組み
妊婦・子育て中、
介護中の看護職員の配慮
  • 院内保育園の運用
  • 夜勤免除、削減
  • 育児短時間勤務、介護短時間勤務、育児休業延長制度の活用
  • 育児休業、介護休業の取得、所定外労働制限の活用
年次有給休暇取得の促進
  • 有給休暇取得を平等に取得できるよう勤務表作成
配慮した勤務表作成
  • 明けの翌日は原則休み
  • 原則連続勤務は5日までとする
  • 年間休日118日間
  • 各病棟2~3人の夜勤体制
  • 遅早番勤務配置による繁忙時間帯の業務分担配慮
  • 祝日出勤は手当支給
  • 業務に必要な研修、院外活動、グループ行事の勤務扱い
  • 希望休の配慮
多様な勤務形態採用
  • 時短勤務、夜勤免除、柔軟な勤務シフトの導入
看護職員の適正配置
  • 法令人員配置より余剰を持っての配置数とする
  • 看護職員の積極的な募集活動、採用活動
メンタルサポート
  • 希望者には産業医によるカウンセリング実施
  • 院内ハラスメント窓口設置、対策実施、勉強会開催